この記事では不動車購入において確認するポイントを5つ紹介します。
不動車を買うのに不安を感じている。
現車確認どこを見たらいいの?
レストアベースを探している。
と思われている方はぜひ読み進めていって下さい。
書類の有無
まず一つ目。
書類の有無。
当然ですが書類が有るかないかによって価格が大きく変わってきますので、なるべく書付きで廃車済のものを選びましょう。
できれば本人名義のものがいいです。
なぜかというと理由は3つあって、
一つ目の理由はブローカーの可能性がある。という事です。
ブローカーから買ったらダメなの?
ダメではないですがなるべくリスクを減らして買いたいと思っているなら、ブローカーが不動車として出している場合はやめておいた方がいいです。
なぜならブローカーもなるべく高く売りたいので、仕入れて一度はエンジンの始動を試み、不動の原因を探っているからです。
簡単に直るものであれば不動車として出すことはないです。
ですが車庫整理等で、本来直して売る予定だったものが仕方なく出されている場合もありますので検討の余地はあります。
2つ目は盗難車の可能性がある。
これは厄介ですね。
いくら正規のルート(オークション等)で買ったとしても盗難届が出ている車両であれば警察が引き上げにきます。
もちろん罪に問われたりはしませんが、その場合元の持ち主にも所有権がありますので、色々と面倒です。(知ってて買った場合は罪になります。)
そういった事に巻き込まれない為にも名義の確認や出どころは確認はしておきましょう。
3つ目は単純に、本人名義でなければ手間がかかるからです。
書類に不備があったら元の持ち主と連絡を取らなければなりません。
売主の方が元の持ち主と連絡がつく状態であればまだいいですが、連絡が取れないとなるともう大変です。
最悪の場合、名義変更ができない。。なんて事もありますので気を付けて下さい。
エンジンの確認
エンジンは中が分からない為、判断がしずらいですが確認できるポイントはあります。
エンジンが使えるかどうかで修理費も大きく変わってきますので怪しい箇所があったら見送りましょう。
載せ替えや修理前提の方は飛ばしてもらって大丈夫です。
確認するポイントとしては、
- オイル漏れ、滲み
- セルの確認
- 圧縮の確認
オイル漏れしている車両は放置すると、オイルが減っていきエンジンが焼き付いてしまいます。
どこから漏れているか確認しパッキンの交換がしやすい場所であればいいですが、手間がかかるような場所であれば候補から外した方がいいでしょう。
セルの確認は電装系の確認とエンジンが回るかどうかの確認です。
バッテリーが弱っていたらセルも回らないので、ブースター付きのモバイルバッテリーは用意しておくといいでしょう。
セルが回れば、モーター、リレー、スイッチ、クランキングは大丈夫。
回らなければ電装系の不具合、ピストン等エンジン内部の部品が固着が考えられます。
あと回らなくてもエンジンの圧縮の有無を確認しておきたいので、クランクを手で回してみましょう。
これは感覚になりますが、回してみて抵抗が少なければ圧縮抜けしている可能性が高いです。
その場合、セルの音も脈打ちが早く、軽いような音がしますのでそういった場合はエンジン修理確定ですので見送りましょう。
フレームの歪み
フレームは歪んでいると真っ直ぐ走らないのでここも要確認です。
ですが目視では分かりにくいのでレバー類が曲がっていたり、エンジンに傷がある場合等は、注意深く見ておく必要があります。
フレームも交換や修正となると高額になりますので目視で分かるくらいであれば見送りましょう。
フレームの修正は相当な知識と技術が必要なので「なんとかなるだろう」と安易に考えないで下さいね。
錆、腐食の度合い
錆は主にタンクをチェックしてください。
タンクの錆はキャブレターの詰まりの原因になったり、エンジン内部の錆も誘発してしまいます。
タンク内が錆サビだと水の混入等も考えられますので、タンク内部が綺麗だと一安心です。
他は足回りや、ブレーキ関係のボルトが朽ちていないか等、見ておきましょう。
不動の経緯
不動になった経緯も聞いておきましょう。
なぜならその理由によって修理する箇所を絞って見ていけますし修理費用も想定しやすいです。
- 急にエンジンがかからなくなった。
- 走行中にエンジンがストップした。
- バッテリーが上がってそのまま放置等。
ざっくりでもある程度絞っていけますので確認しましょう。
吸気、圧縮、爆発を基に考えていけば修理が必要な箇所を想定しやすいです。
次の記事で解説していますので参考にしてみてください。
まとめ
不動車を直して安く仕上げたい場合は、購入前の下調べと現車確認は必ず行いましょう。
現車確認に行く前に、オークション等で車体の相場と部品の相場を調べておけば、大体どれくらい修理費用がかかるか想像できると思います。
それに加えて想定外の不良箇所は出てくるのでそれも考慮して判断しましょう。
下調べさえしっかりしておけば不動車を買うリスクを十分減らせますので、是非お宝車両探してみて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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