この記事では不動エンジンを復活させたいんだけど原因が分からない、どうしたらいいの?って方に向けて書いております。
これから紹介する3つの基本を覚えればエンジン始動に役立つので是非参考にしてください。
エンジンがかからない3つの理由
エンジンは吸気、圧縮、爆発、排気で動いてます。
このバランスが崩れると不安定になります。
そしてどれかが崩壊するとエンジンがかからなくなります。
一つ一つを見ればそんなに難しくないので消去法で効率よく潰していけばエンジンをかけるのは簡単です。
とりあえず排気はマフラーが詰まったりしていないかぎり省いていいです。
今回はエンジンを掛けるという目的で解説していきます。
とゆうことで3つ、吸気、圧縮、爆発を見ていきましょう。
吸気 キャブレター
吸気といえばガソリンと空気です。
部品でゆうとタンク、キャブレター、エアクリーナー回り。
タンクからガソリンが、エアクリーナーから空気が、キャブレターに取り込まれ燃焼しやすい比率(14.7 : 1)に混ぜられてエンジンに噴射されます。
ここで吸気が原因でエンジンがかからない例を挙げますと
- ガソリンが腐ってる。
- 燃料コック、ポンプが故障してる。
- エアクリーナー詰まり。
- キャブレター内部経路の詰まり。
- インシュレーターひび、割れ。
等があります。
吸気であればこの辺りを見ていけばいいでしょう。
吸気を疑う際はエアクリーナーは外してしまってキャブにガソリンがきているか、詰まりはないかを確認します。
キャブレターに関してはこちらで解説しております。
圧縮 ピストン
次に圧縮ですが低いとかかりません。
エンジン内部のピストンは吸気で作った混合気を爆発しやすいように圧縮しますが、低いと上手く爆発できません。
おまけに圧縮が低いと混合気を吸う力も弱くなるので余計かからなくなります。
圧縮が低くてかからない時の症状を挙げると
- いくらセルを回してもプラグが濡れない
- セルの音が軽い、脈打ちが早い
等があります。
圧縮はコンプレッションゲージがあればすぐ判断できますのであると時間短縮に繋がります。
ない場合はセルを長めに回してプラグが濡れるかチェックしてみたり、クランクを手で回してみた感覚等で判断しましょう。
爆発(点火) プラグ
最後3つ目の理由、爆発(点火)になります。
爆発(点火)では、プラグから火が飛んでいるかチェックしてください。
吸気、圧縮が良くてもそもそも火が飛んでなかったらエンジンがかかる訳ないですよね?
なのでまずは火が飛んでいるか確認をしましょう。
確認は簡単で、プラグコード、プラグを外し、プラグコードにプラグを挿してエンジン、フレーム等でアースを取ってやりセルを回すだけです。
正常であればセルを回すと火花が出ているのが目視で確認できます。
ですが火が飛んでいるからといって安心してはいけません。
目で見て確認できたとしてもかからない場合もあります。
筆者の経験でプラグから火が飛んでいるのを確認し他の原因を探していたのですが他は異状なく、結局プラグを変えたらエンジンがかかったなんて事がありました。
なので一応目視で確認できたとしてもとりあえず火が飛んでるなくらいに留めておくのがいいでしょう。
プラグも消耗品で、飛んでいる火花が弱ければエンジンはかかりません。
他に怪しいところがなければ、プラグは新品にしておきましょう。
火が飛んでいない場合は電装系をテスターや目視で一つずつ確認潰していくしかないです。
イグニッションスイッチ、プラグコード、イグニッションコイル、イグナイター等点火に直結する部分からやっていくといいでしょう。
あとバッテリーの確認も忘れずにしておきましょう。
最後に
エンジンがかからない時は吸気、圧縮、爆発(点火)、この3工程を意識してチェックしてください。
一つ一つ潰していけば必ずエンジンはかかります。
まずは簡単に調べられる部分からやっていきましょう。
原因探しは大変ですが時間をかければかける程、見つけた時の嬉しさや、修理を終えてエンジンかける時のドキドキ感、かかった時の達成感は最高です。
是非挑戦してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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