バキュームゲージの使い方を解説

バキュームゲージの使い方
バキュームゲージ

この記事ではバキュームゲージの使い方について解説しています。

バキュームゲージどこに繋げる?

ゲージの見方は?

どうやって調整するの?

と思われている方は是非読み進めてみてください。

この記事で分かること

バキュームゲージの設置手順

バキュームゲージの見方

キャブレターの調整

目次

バキュームゲージの設置手順

まずバキュームゲージのホースを繋げるためにタンク等を外します。(車種によっては外さなくてもできます)

タンクを外す場合は燃料供給用の点滴等を用意しておきましょう。

次に負圧取り出し口を探します。

各気筒の負圧を取り出すため、エンジンとキャブレターの間のインシュレーター周りにあることが多いです。

ホースを繋いだらエンジンを掛けた時にゲージが振り切れる恐れがあるため、各ゲージの調整バルブを閉じておきます。

暖気運転をして準備は完了です。

バキュームゲージの見方

次にバキュームゲージの見方ですがバキュームゲージの単位はKpaやMpa、CmHgで表されます。

KpaやMpaは空気圧でCmHgは聞き馴染みがないかもしれませんが水銀柱センチメートルといって、水銀を押し上げる圧力のことです。

数値は車種によって異なりますが同調はこの値を揃えることで調整していきます。

各気筒の差を揃えるのが目的なので単位は気にしなくて大丈夫です。

キャブレターの同調調整

キャブレターの同調は各キャブレターの間にある調整ネジによって調整します。

  • 暖気運転
  • バキュームゲージのバルブを開ける
  • キャブレター間の同調ネジで調整

同調の調整は意外と時間がかかりがちなのでオーバーヒート防止のため、扇風機等を用意しておいた方がいいです。

水冷ならまだいいですが空冷だとすぐオーバーヒートしてしまうので注意してください。

バキュームゲージのバルブを開けて数値を指したら針が止まらないくらいに針が少し振れるぐらいに絞りましょう。

針を止めようとすると無意識に自分の都合のいいところで止めたり、振れの極端なところで止めてしまったりするので針は止めないでください。

また振れ幅は揃えておきましょう。

また調整する際はスロットルワイヤーが接続されているキャブレターを基準に合わせてください。

スロットルワイヤーが繋がっているキャブレターを基準にコの字ジョイントを介して隣のバタフライを動かしているのでここを基準に決めておくとスムーズにいきます。

調整ネジを回してもすぐ反応せず、遅れて反応する場合もありますので気長に合わせていきましょう。

反応がないからとアクセルを煽ったりすると計器の故障に繋がるので気を付けてください。

回転数はアイドルスクリューで全体の調整するくらいで十分です。

完璧を目指すと大変ですが、納得できるまで調整してみてください。

以上です。

ストレートのバキュームゲージは安価で精度もありオススメなので是非使ってみて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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