はじめまして、ハチクロです。
この記事ではセルが回らない原因について解説しています。
セルが弱々しい。
セルスイッチを押しても反応がない。
スイッチを押すとカチッと音がするけど回らない等々
このような症状でお困りの方、セルが回らない原因を探っている方は是非最後までお付き合いください。
セルが回らない原因
セルが回らない原因として多いのは
- バッテリーの劣化
- スイッチの接点不良
- セルリレーの故障
- ハーネスの断線
- 安全装置不良
等があり、手間はかかりますが簡単に修理できることがほとんどです。
ほとんどが電装系なので一つずつ順番に潰していくことが一番の近道になります。
多分大丈夫。では結局どこが原因か分からなくなってしまいますので一個ずつ確実に潰していきましょう。
バッテリーの劣化
一番最初に思いつく原因であり、多いのがバッテリーの劣化です。
セルを押した時カチッとだけ音が鳴り回らなかったり、回っても弱々しい場合はバッテリーの可能性が高いです。
通常13Vくらいあれば良好で、12.5Ⅴを下回ってきたりセルを回した時の電圧が9Ⅴを切ったりするようであれば厳しいです。
また電圧があったとしても容量が少なくなっていればエンジンを回すだけの電流が得られない場合もあります。
バッテリーの可能性を排除するためにもジャンプスターターを使ったり交換してみましょう。
スイッチの接点不良
セルリレーのスイッチは単純に押している間だけ電気が流れるようになっていますので、接点が腐食したりゴミが溜まると通電しなくなります。
特に古い車両や雨風にさらされている車両は接点不良が起きやすいので、スイッチを押しても反応しない等の症状がある場合は一度スイッチボックスを開けて清掃しましょう。
スイッチの構造は接点の間にバネが入っているシンプルな仕組みなので取り掛かりやすいと思います。
セルスイッチを押してジジジ、、やカチッと音が鳴ったりする場合は次に繋がるリレーまでは電気が流れているということなので飛ばしてしまって大丈夫です。
セルリレーの故障
セルリレーも二次スイッチみたいなもので、セルスイッチを押すとリレーの接点が繋がりセルモーターに電気を流すという役割を持っています。
セルスイッチを押した際にカチッと鳴っていれば正常に動いていると思われますが接点不良もあるため、音が鳴っていても故障しているケースがあります。
一番簡単な確認方法としてはテスターを使い、スイッチを押した際にリレーの次に繋がる部分、出口に電気が流れているか判断できます。
テスターがない場合は安くで汎用品もたくさん出ており、交換も簡単なので変えてしまってもいいかもしれません。
ハーネスの断線
次にハーネスの断線。
経年劣化、振動や屈折によりハーネス線も日々劣化していますのである日突然断線なんてこともよくあります。
よく動く部分であるハンドル周りはもちろん、カプラーの接続部分等も断線が起きやすいので部品だけでなく配線もチェックしましょう。
安全装置不良
安全装置不良、いわゆるセンサーの不良です。
安全の為に付いているセンサーが原因となってセルが回らないこともよくある原因のひとつです。
キルスイッチをはじめ、車種によってサイドスタンドを上げないとセルが回らない、ブレーキレバー,クラッチレバーを握らないとセルが回らない、ミッション車であればニュートラルポジションじゃないといけない等、安全のために様々なセンサーが付いています。
意外と忘れがちな部分ですのでどんな安全装置が付いているか確認し、接触不良や断線がないかチェックしてみましょう。
まとめ
セルに限らずですが電装系は一つずつ潰していくのが一番の近道になります。
バッテリーから順にたどって電気の流れを想像し、原因箇所を探してみましょう。
テスターがあると時間と費用を大幅に削減できますので用意しておきましょう。
またピストンの焼き付き等、機械的な原因でセルが回らないこともありますので行き詰った時にはそういったところからも点検してみてもいいかもしれません。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。