折れたボルトにはエキストラクター!

エキストラクターの使い方
ボルト折れたらエキストラクター

ボルト折れ。。。

メカニックには避けて通れない道ですよね。

厄介なボルト折れも慣れたらすぐ取れるようになります。

この記事では、ボルト折れに悩んでいる方に向けて分かりやすく解説していますので是非最後まで読んでいって下さい。

目次

ボルト折れに必要な工具

まずボルト折れに必要な工具を挙げていきましょう。

  • センターポンチ
  • ☆ドリル
  • ☆キリ
  • ☆エキストラクター
  • ☆ハンマー
  • タップ
  • ペンチ

とりあえず☆の工具4つは必須で、他はあると作業がスムーズに進みますので用意しておきましょう。

ボルトが折れる原因

ボルトが折れる原因は様々ですが、締めすぎてボルトが伸びてしまったり、劣化や異物の嚙み込みでネジ部分が潰れてしまったりが大半です。

次に取ろうとした時には固着して動かないとか、ちょっと力をかけただけなのに折れたりとかします。

折れたボルトにはエキストラクター

エキストラクター(逆タップ)とは

ボルトの頭が折れてしまった時に使う工具です。

テーパー状になっていて左ネジになっているものです。

テーパー状で左ネジになっているので刃がかかれば抜けるという仕組みですね。

エキストラクターの使い方

使い方は簡単でボルトにエキストラクターをかけれるように下穴を空け、その下穴にエキストラクターを打ち込み回すだけです。

使う際の注意点

エキストラクターは便利ですが、使い方を間違えると余計面倒なことになります。

注意する事は3つ。

  • 下穴のサイズを間違えない。
  • 下穴はできるだけセンターに、ネジにかからないように空ける
  • 刃がしっかりかかるように押し込みながら回す。

下穴のサイズは細すぎるとエキストラクターが折れたり、太すぎるとネジ部が潰れてしまったりします。 

メーカーによって下穴のサイズは変わりますがそこまでシビアに考えなくても大丈夫です。

ネジにだけはかからないように気をつけましょう。

あと押し込みながら回すのは、テーパー形状になっている為です。一回空回りすると刃がかかりにくくなります。

ボルトを抜く方法

1.まずは下穴をあける

センターポンチを使いボルトのセンターに穴をあけましょう。

深さはエキストラクターがかかるくらいでいいです。

2.ボルトを抜く

サイズを合わせたエキストラクターを穴に打ち込む。

押し込みつつ左に回す。

3.清掃 タップ 加工

折れたボルトが取れたら清掃し、タップを立て直す。

タップの立て方については別記事で解説していますので参考にしてください。

その他、ボルトを抜く方法

次にエキストラクターがない時にボルトを抜く方法を紹介しておきます。

抜ければラッキーくらいで試してみて下さい。

プライヤーでボルトを掴む

ネジ部分が残っていれば一番に思いつくのがプライヤー、ペンチ等ですよね。

その通りで意外と取れたりします。

中でもウォーターポンププライヤー、ハンドバイスプライヤー等は力が入りやすいのでお勧めです。

センターポンチ、マイナスドライバーで叩く

次はセンターポンチ、マイナスドライバーで回す方法です。

残ったネジ部分の端を回す方向に向かってひたすら叩く。叩く。叩く。。

原始的ですがちょっとでも動けば取れる可能性がグッと上がります。

下穴をあけてショックドライバーで抜く

ショックドライバーがかかりやすいように丁度いい下穴をあけてやってみてください。

ショックドライバーをかける前に貫通ドライバーで溝を作っておくといいです。

最後に

以上ボルトを抜く方法紹介でした。

下穴をちゃんとあけれたら一瞬です。

挑戦してみて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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